営利目的で覚醒剤約30キロを密輸した疑いで、福岡空港に到着したカナダ国籍の女が逮捕されました。
覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたのはカナダ国籍の自称建築作業員のナトス・カトリーナ容疑者(31)です。
福岡県警や門司税関によりますとナトス容疑者は6月12日、カナダのトロント空港からスーツケース2個に分けて隠した覚醒剤約30キロ(末端価格17億4122万円相当)を台湾経由で13日に福岡空港へ営利目的で密輸した疑いです。
福岡空港では過去最多の覚醒剤押収量で、100万回分の使用量に当たるということです。
入国の際、ナトス容疑者は税関に観光目的で1人で入国と説明していましたが、荷物が多かったため検査したところ、覚醒剤が見つかったということです。
調べに対しナトス容疑者は容疑を否認し「スーツケースは私のものではない。友人から預かったものです。中身が違法だと分かっていたら日本には持ってきていない」などと説明しているということです。
警察は覚醒剤の入手ルートなどを詳しく調べています。