2020年7月豪雨から7月4日で5年です。人吉市では、29日犠牲者追悼式が営まれ、参列者が鎮魂の祈りを捧げました。

人吉市役所で営まれた犠牲者追悼式には、木村知事や遺族など約40人が参列。

松岡 隼人 人吉市長は「犠牲となられた方々にも胸を張ってご報告できる人吉にしていくため、全力を尽くしていくことをここに誓います」と式辞を述べました。

また、当時人吉市で被災した県立人吉高校3年の境目 悠真さんが、追悼の言葉を述べました。

【境目 悠真さん】
「経験を語り継ぎ、自ら考え、過去から学ぶ姿勢を持ち続けることで、この災害の記憶を風化させることなく伝え続けていくことができると信じています。災害に苦しむ人が少しでも減る社会の実現に向け、私も自分にできることは何か考え、力を尽くしていきたいと思います。」

そして参列者は祭壇に花を手向け、鎮魂の祈りを捧げました。

2020年7月豪雨では、球磨川が氾濫するなどして県内では災害関連死を含む
67人が犠牲となり今も2人の行方がわかっていません。

テレビ熊本
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