約20年前の竜巻災害で大きな被害を受けた佐賀市の北川副地区で29日、防災研修会が開かれました。
これは、2004年6月に佐賀市南部を襲った竜巻による被害を風化させず災害に備えようと、当時被害を受けた北川副地区で毎年この時期に開かれています。
地元住民など100人あまりが参加し、被災した住民が当時の体験を話したほか、武雄河川事務所の職員が県内で起きた近年の水害の事例を紹介し、「梅雨が明けたとしても水害のおそれがある」などと注意を呼びかけました。
【武雄河川事務所 興梠逸郎さん】
「梅雨に大きな災害がないときは(梅雨明けの)あとにきてるんですよ、大きな災害が。今年は梅雨も短くて安心だと思わないでいただきたい」
また地元の女性たちによる炊き出しの訓練も行われました。