公明党の斉藤鉄夫代表は27日、報道各社のインタビューで、アメリカのトランプ大統領がイラン攻撃を広島と長崎への原爆投下になぞらえて、共に戦争を終結させたと発言したことについて、「断じて認めるわけにはいかない」と述べた。
斉藤代表は、「あの発言は原爆投下を正当化する。早く戦争を終わらせるものであれば使っていいということにつながる」としたうえで、「広島選出の国会議員として、断じて認めるわけにはいかない」と述べた。
さらに斉藤代表は、「人類存続のために、核兵器の使用は絶対にあってはならない。絶対悪だ」と強調した。
また、斉藤代表は、「核兵器使用の正当化だけは日本として認められないと、何らかの発信をすべきではないかと石破首相に申し上げたい」と述べた。
この後、斉藤代表は、首相官邸を訪れて、石破首相と会談した。
会談後、斉藤代表は、石破首相が「公明党がそういう発信することは非常に深く理解できる。基本的には私たちも同じ考え方だ」と述べたと説明した。