きょう未明呉市倉橋町の岩場に底引き網漁船が乗り上げているのが見つかり、67歳の男性が網を巻き上げるローラーに巻き込まれていました。男性は意識不明の重体です。

呉海上保安部によりますと、27日午前4時40分頃、呉市倉橋町の漁港近くを航行中の漁船から「底引き漁船が乗りあげている。ローラーが回転状態で人は見えない」と通報がありました。

現場にかけつけた警察が確認したところ、底引き網漁船の「大漁丸」(4.95トン)が岩壁に乗りあげていて、この船に1人で乗っていた呉市の重河博幸さん(67)が意識不明の状態で網を巻き上げるローラーに挟まれていました。

発見時、船は前進状態でローラーも巻き揚げ向きに回転していたということです。

重河さんは、呉市内の病院に搬送されましたが、午前7時過ぎに死亡が確認されました。死因は、外傷性窒息だということです。

呉海上保安部によりますと重河さんは、26日午後6時頃、漁のため出港し、午後9時頃まで家族と電話連絡をしていたということですが、その後、連絡が取れなくなっていました。

船が乗り上げたのは午前2時過ぎとみられ、呉海上保安部や警察などが詳しい事故の原因などを調べています。

テレビ新広島
テレビ新広島

広島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。