2025年6月26日、中部電力の株主総会が開かれ、再稼働のメドが立たない浜岡原発について質問が相次ぎました。
26日午前10時から始まった株主総会には、2024年より55人少ない266人の株主が出席し、原子力発電からの撤退を求める株主からの提案は、反対多数で否決されました。
中電が表明している、浜岡原発の防潮堤を現在の22mから28mにかさ上げする方針についても質問が出ましたが、会社側は「経費や工期は決定していない」と回答し、再稼働のメドは立っていません。
中部電力の林欣吾社長:
「原子力発電というのは非常に現実的かつ実効的な手段だと思っておりますので、原子力発電を活用していくことは必要だと」
原子力規制委員会は敷地内の断層についての審査に加え、2024年12月から設備の安全性を確認する「プラント審査」を始めています。