若狭湾に生息するクラゲの生態などを紹介する企画展が、若狭町の県海浜自然センターで開かれています。
ふわふわと水槽の中を漂うクラゲ。若狭湾に生息するミズクラゲとアカクラゲ、それにウリクラゲの3種類が展示されています。
通常、ミズクラゲは幼生期に岩などにくっついて大きくなりますが、若狭湾のミズクラゲは特殊で、岩にくっつかず水中を漂いながら成長することが分かっています。詳しい理由は解明されていませんが、センターによると若狭湾の豊かな環境が影響しているのではないかということです。
このほか、若狭湾で見られる様々なクラゲについてもパネルで紹介しています。県海浜自然センターの岡本諭司さんは「体の構造や動きをつぶさに観察することができる。特に若狭湾のクラゲの特殊な生態についても詳しく解説しているので、クラゲに対する見方が変わると思う」と話しています。
展示は7月8日までです。