気象台は「新燃岳で噴火が発生していると見られる」と発表しました。
26日11時30分時点の新燃岳の様子です。
鹿児島地方気象台によりますと、26日午前8時ごろ高原町役場から「降灰があった」と気象台に連絡がありました。
周辺は雲が多い状況で気象庁の監視カメラでは、噴煙や新燃岳火口周辺の状況は分かっていませんが、この連絡を受けて、気象台は「新燃岳で噴火が発生していると見られる」と発表しました。
高原町役場に設置しているUMKの情報カメラでは午前10時ごろ、黒い噴煙が
上空に上がっている様子が確認できました。
この噴火に伴う空振は観測されていません。
新燃岳では、26日午前10時までの24時間で火山性地震が338回、火山性微動が4回観測されていて、火山性地震が多い状態が続いています。
気象台では、風下側では、火山灰だけではなく、小さな噴石が風に流されて降る恐れがあるため注意を呼びかけています。