庄原市の住宅で80代の女性が殺害された事件で、家の中は荒らされた形跡がなかったことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。

【毛利記者】
「事件から2日たち、今朝から出入口付近にブルーシートがかけられています。室内で鑑識作業がおこなわれているものとみられます」

警察によりますと、24日午後5時半ごろ庄原市東城町の住宅で、この家に一人で暮らす矢吹定代さん(84)が、頭から血を流してうつぶせの状態で倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。

矢吹さんの頭には何らかのかたいもので複数回殴られた跡があり、警察は殺人事件と断定して逃げた犯人の行方を追っています。
遺体発見当時、玄関は施錠されていた一方、勝手口の鍵が開いていた事や、家の中に荒らされた形跡がなかったことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。

警察は26日遺体の司法解剖を行い、死因を特定する方針です。
また事件をうけ、市内すべての小中学校は26日、臨時休校となっています。

テレビ新広島
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