札幌市の繁華街・ススキノのバーで壁などを破壊し店長ら4人に暴行を振るった疑いで、35歳の男が逮捕されました。
器物損壊・暴行・建造物損壊・傷害の疑いで逮捕されたのは、愛知県名古屋市に住む建設業の35歳の男です。
男は3月20日午前6時50分ごろから午前9時ごろまでの間、札幌市中央区のバーで壁などを壊したほか店長ら4人に暴行しけがをさせたなどの疑いが持たれています。
男は事件前、カウンターで1人で酒を飲み泥酔していたとみられています。
警察によりますと、男は突然カウンターのグラスを払いのけて割り、さらに椅子を倒して店内の壁を蹴って穴を開けました。
また、男は近くにいた従業員3人に頭突きや足蹴りなど相次ぎ暴行を振るい、うち2人は尾骨を折る重傷などけがをしました。
さらに店外でも30代の男性店長が男に腕で首を絞められ、首に軽いけがをしています。
男は4人への暴行後に店舗から立ち去り逃走。
事件の5日後に店長が警察署を訪れて「客に暴力を振るわれて店の壁に穴を開けられたりした」などと被害を届け出ました。
警察は裏付け捜査を重ねて、事件から約3か月後の6月24日に男を逮捕。男は調べに「やっていないこともあります」などと容疑を一部否認しています。
男と4人に面識はなく、警察は事件当時の状況や動機などを調べています。