アメリカのトランプ大統領は25日、イランの核施設に対する攻撃について、広島と長崎に投下された原爆を例に挙げ、「アメリカによる攻撃が戦争を終結させた」と語りました。

トランプ大統領は、「あの攻撃が成功していなければ、戦争が終わらなかった。あの攻撃が戦争を終結させた。ヒロシマの例は使いたくない。ナガサキの例も使いたくない。しかし、本質的には同じことだった」と語りました。

オランダで開催されているNATO（北大西洋条約機構）の首脳会議に出席しているトランプ大統領は、ルッテ事務総長との会談の中で、第2次大戦でアメリカ軍が広島と長崎に投下した原爆を例に挙げ、イランの3つの核施設への攻撃がイスラエルとの戦争の終結につながったとの考えを強調しました。

さらに、アメリカ軍による核施設への攻撃がなかったら、「イスラエルとイランは今頃戦っていたに違いない」と述べました。

トランプ大統領は、イランの核施設は「完全に消滅している」とあらためて主張したほか、イランの核開発計画は「基本的に数十年」後退したとの考えを示しました。

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