核開発計画の中核部分は破壊できなかったとする報道に大反論です。
アメリカ軍が6月21日に行ったイランの核施設への攻撃について、アメリカのCNNは24日、アメリカ軍によるイラン核施設への攻撃の被害状況に関する情報機関の初期分析結果を伝えました。
国防総省の国防情報局がまとめたもので、それによりますと、核開発計画の中核部分の破壊には至らず、計画を数カ月後退させるにとどまったということです。
分析は続いていて、評価は今後変わる可能性があるとしていますが、貯蔵された濃縮ウランは破壊されず、ウラン濃縮に使われる遠心分離機も大半が「無傷」だとしています。
トランプ大統領は攻撃の後の演説で、「主要な核濃縮施設は完全かつ全面的に破壊された」と発表していました。
報道を受け、トランプ氏は25日、自身のSNSに「フェイクニュースのCNNと衰退するニューヨークタイムズは、歴史上最も成功した軍事攻撃の1つをおとしめようと手を組んだ。イランの核施設は完全に破壊された!」などと投稿し、激しく反論しました。