秋田県湯沢市の三関地区で本格的なサクランボの出荷が始まりました。これに合わせ24日、生産者が鈴木知事に今シーズンの出来を報告しました。収穫量は減る見込みですが、おいしいサクランボができたようです。

県庁を訪れたのは、湯沢市で『三関さくらんぼ』を生産するJAこまち桜桃部会の関係者など6人です。

『三関さくらんぼ』は大粒で濃厚な甘さが特徴で、首都圏の市場で高い評価を得ています。

例年約76トンを出荷していますが、2024年のサクランボの出荷量は、収穫時期の暑さの影響などで半分以下に落ち込みました。

今シーズンは春先の低温や天候不順の影響で開花が遅れたため、例年より実が少なく、収穫量は例年の6割ほどにとどまる見込みです。

一方で、1つの実に栄養が多く行き渡ったため、大きく育った上に色づきも順調です。

サクランボの味を確かめた鈴木知事は「酸味と甘みがちょうど良いバランスで大変おいしい。色もピカピカで素晴らしい品。もう1個いただいていいですか?」と話し、次から次へと口に運びたくなる“止まらないおいしさ”のようです。

JAこまち桜桃部会・高橋信治部会長:
「1年に1度の楽しみということで、待っているお客さんに何とかして1粒でも多く届けたいと頑張っている。十分な量はことしはいかないかもしれないが、まずはことししっかり収穫して、引き続き来年に向けて取り組んでいきたい」

『三関さくらんぼ』の収穫は7月上旬まで続きます。

秋田テレビ
秋田テレビ

秋田の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。