福島県いわき市の公立学校でいじめが疑われる事案が発生していたことが分かり、市の第三者委員会が調査を進める。
いわき市は6月24日午後4時に臨時の記者会見を開いた。
この中で、市内の公立学校で少なくとも2023年にはいじめが疑われる事案が発生していたことを明らかにした。保護者側の申し出から学年や性別などは公表していない。
いわき市教育委員会の服部樹理教育長は「およそ２年間空いてしまったことは、重く受け止めておりまして、学校現場も一生懸命やってきたと思いますが、その中で、認識が不十分だった点や、もしかしたら至らなかった点、検証の中で明らかになるかもしれませんので、そこの部分については重く受け止め、改善していきたいと考えております」と述べた。
これまで学校側が独自に調査を行っていたが、2025年に入り保護者から教育委員会に申し立てがあり、弁護士などの専門家から構成される第三者委員会が調査を行うことになった。「いじめ問題対策委員会」
第三者委員会は今後、関係者へのヒアリングや学校側の対応などを調査・分析することにしていて、26日に1回目の委員会が開催される。
