カンボジアの特殊詐欺拠点で5月、日本人約30人が拘束された事件で、警察庁職員と愛知県警は、押収されたスマートフォンなどの解析を行い、国内での詐欺被害との関連を捜査するため、けさ、カンボジアに向けて出発しました。
5月27日、カンボジア北西部・ポイペトなどで現地当局が拠点を摘発し特殊詐欺に関わった疑いのある10代から50代の日本人の男女約30人を拘束しました。
日本国内では警察官をかたる特殊詐欺被害が相次いでいて、この拠点からも電話がかけられていたとみられています。
また、これまでに警察官の制服のようなものやスマートフォンなどが押収されたということです。
警察庁職員と愛知県警は現地で押収品の解析を行い、国内での詐欺被害との関連を調べるため、きょう午前、カンボジアに向けて羽田空港を出発しました。
警察庁は、この拠点以外にもカンボジアを含む東南アジアに複数の詐欺拠点があり、日本人が関わっている可能性があるとみています。