アイガモからヒントを得たロボットを使ったスマート農業の実証実験が福島県鮫川村で始まった。

「進んでいくと同時に土を回して、田んぼを濁らす状況を作っているのがこのブラシになります」
鮫川村の山間部で6月20日から始まったアイガモロボットの実証実験。
アイガモに田んぼの雑草を食べさせる農法からヒントを得たもので、アイガモロボットが田んぼの泥をまき上げ、水を濁らせることで日光を遮り、雑草の成長を抑制させることができる。

阿武隈川や鮫川の源流がある鮫川村では、水質を守るために無農薬でのコメ作りを推奨していて、このロボットの導入でこれまで負担となっていた雑草の除去作業が軽減される見込みだ。
田んぼの管理をする進士陽平さんは「朝5時から夜の7時半までこの圃場の中に入って手で除草していたので、アイガモロボの効果も絶大です」と話す。

村は効果を検証して、今後導入に向けた補助も検討している。

福島テレビ
福島テレビ

福島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。