福岡県内で今年に入り確認されたニセ電話詐欺の認知件数が5月末時点で550件を超えました。

特に「ニセ警察官」による新たな手口が目立っています。

福岡県警によりますと、今年5月末までのニセ電話詐欺の認知件数は558件で、去年の同じ時期と比べ302件増えています。

被害額は18億円近く増え、約22億6000万円にのぼります。

県内では今年に入り、過去最悪となった去年を上回るペースで被害が報告されているということです。

全国的に警察官をかたる手口が急増していて、県外では警視庁のニセサイトに誘導した後、画面上に偽の逮捕状を表示させる新たな手口が横行しているということです。

また県内では、ニセの警察官からビデオ通話で「体の傷を確認する」などと言われ、裸の画像を送った後に脅迫されて現金を脅し取られる手口も複数確認されています。

県警は「SNSで取り調べ」などの文言を聞いた際はすぐに電話を切り、最寄りの警察署に相談するよう呼びかけています。

テレビ西日本
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