アメリカのヘグセス国防長官は22日、イランの3つの核施設に対する攻撃について記者会見し、「イランの核開発計画を壊滅させた」と強調しました。

アメリカ・ヘグセス国防長官:
素晴らしく、圧倒的な成功だった。我々はイランの核開発計画を壊滅させた。

ヘグセス国防長官とケイン統合参謀本部議長は会見で、イランのフォルドゥなど3つの核施設に対する攻撃の成果を強調しました。

「真夜中の鉄つい」と名付けられた作戦にはB-2戦略爆撃機7機が投入され、攻撃には地下貫通爆弾「バンカーバスター」の中で最大級の「GBU-57」14発が初めて実戦で使われたことを明らかにしました。

ヘグセス国防長官は「イランの体制転換を狙ったものではない」と強調しています。

一方、イランのアラグチ外相は22日、「イランは核兵器を保有していない」と主張し、アメリカの攻撃を非難しました。

「イランは侵略されていて、対応しなければならない」とも強調した一方、報復措置の具体的な内容には言及しませんでした。

アラグチ氏は、23日にロシアの首都モスクワでプーチン大統領と対応を協議することを明らかにしています。

石破首相は記者団に「事態を早期に沈静化するということが、まずは何よりも重要である。同時にイランの核兵器開発は阻止されなければなりません」と述べました。

また、日本政府として米軍の攻撃を支持するかという質問に対しては、「これから政府内できちんと議論いたします。また、しかるべきにお答えを申し上げます」と述べた後、官邸で、NSC(国家安全保障会議)の4大臣会合を開き、林官房長官、岩屋外相、中谷防衛相らと対応を協議しました。

会合後に石破首相は、アメリカの攻撃を支持するかどうかについて言及しませんでした。

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