外国出身者に避難所での過ごし方を知ってもらうための講座が福島県・郡山市で行われた。
防災講座には郡山市内に住む留学生など約60人が参加した。
避難所で生活する際のルールを確認したほか、ホットケーキミックスを使った簡単な非常食の作り方や、段ボール製のベッドを組み立てる方法を体験。参加者は避難生活を安心して過ごすための知識を積極的に学んでいた。
ミャンマーからの留学生は「分からなかったこともたくさん知ることができたから勉強になった。実際に避難する時も実践できると思う」と笑顔で振り返った。
また、郡山市国際交流協会・石田佐和子事務局長は「災害が起きた時に、外国人の方も安心して避難ができるようにこういった体験会を開催した」と意義を説明した。
主催した郡山市国際交流協会は今後、郡山市内の高校生と留学生が連携した避難所用多言語表示シートの作成などを予定している。