6月20日開かれた国の文化審議会で、松江市の風土記ゆかりの寺院跡を国の史跡に追加答申することが決まりました。

追加答申することが決まったのは松江市の南の郊外に広がる正倉や寺院跡から構成される出雲国山代郷遺跡群です。
20日開かれた国の文化審議会で新たに南新造院跡と南新造院瓦窯跡を追加指定するよう、文部科学大臣に答申しました。

南新造院跡は出雲国風土記に登場する古代寺院の史跡で、風土記の記載内容と発掘結果が一致する全国的に希少な遺跡です。
遺跡を管理する島根県と松江市は、この寺院に瓦を供給していた南新造院瓦窯跡とともに当時の出雲国における地方寺院の成り立ちを理解する上で貴重な史跡であるとしています。

今年秋ごろ、官報に告示され、正式に追加指定される見込みです。

TSKさんいん中央テレビ
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