東京・羽村市の交差点で3日、青信号の交差点を直進していた車が、信号無視で飛び出してきた車と衝突する事故が起きた。被害に遭ったドライバーは、事故後に胸の痛みや呼吸のしづらさを感じたと語っている。命に別条はなかったが、車は大破し廃車に。警察は人身事故として捜査している。
信号無視の車が衝突…撮影者が負傷
東京・羽村市の交差点で3日午前10時半頃に撮影されたのは、突然目の前に車が飛び出し、衝突する瞬間だった。
左側から勢いよく衝突されたドライバーは、事故の瞬間「きゃっ!痛いっ!…痛い…」と悲鳴にもならない声をあげていた。

当時について撮影者は「びっくりして慌ててハンドル切ったけど、もう痛かったです、『あ、もう終わった』と思った」と振り返る。
一体何が起きたのか。ドライバーによると、青信号の交差点を直進していたところ、左から信号無視の車が飛び出してきて衝突。はずみで車は右へ90度回転し、交差点の真ん中で停止した。
事故原因は「考え事」被害者の車は廃車
事故直後、車内にはドライバーの荒い息づかいが響いていた。この時、事故に遭ったドライバーは「胸のあたりが痛いというか息がしづらいというか、苦しかったです」と語っている。

そこへ事故に気づいた人が駆け付け、事故に遭ったドライバーは「車動かないんですけど、どうしたらいいでしょう」と助けを求めた。助けに来た人は「ちょっと待って下さいね、けがは?」と声をかけていた。
その後、運転席側のドアが開かず、撮影者は助手席側から助け出されたという。車は前方がぐしゃりとつぶれ、廃車になった。
相手の運転手が信号無視をした原因は何だったのか。
事故に遭ったドライバーは「あの後、警察に聞いて、(相手は)考え事をして、赤信号を無視してたってことがすごく許せない」と話している。その後、病院に搬送され、命に別条はなかったという。警視庁は人身事故として捜査している。
(「イット!」 6月19日放送より)