天皇皇后両陛下は戦後80年にあたる被爆地・広島への訪問を終えられました。

両陛下は20日午後、広島市内の原爆養護ホームを訪問されました。

陛下は「大変でいらっしゃいましたね」と声をかけられ、皇后さまも「当時はおいくつで?」と尋ねられました。

両陛下は介護が必要な被爆者の体調を気遣い、「二度と戦争が無いように」と話す女性に、陛下は「平和というのは本当に大切ですね」とうなずかれました。

戦後80年にあたる広島訪問の前日、「過去と向き合い次の世代に伝えていくことが非常に重要」と話していた陛下は、原爆慰霊碑で犠牲者を悼み、原爆資料館で被爆の悲惨さを改めて胸に刻まれました。

また、被爆者や戦争の経験を語り継ぐ若い世代から直接話を聞き、平和を願う思いを受け止め、「世界に被爆の実相を伝えていくということはとても大切ですね」と述べられました。

即位後初めての被爆地・広島への訪問を終え、両陛下は20日夜に帰京されました。

フジテレビ
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社会部
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