アメリカ政府が日本に対し、防衛費の増額を求めたとして、これに反発した日本がアメリカとの外務・防衛閣僚会合=2+2の会合を取りやめたとイギリスのメディアが報じました。
イギリスのフィナンシャルタイムズによりますと20日、アメリカ政府は日本の防衛費について、GDP=国内総生産比3.5%に引き上げるよう求めました。
これに反発した日本政府が、7月に予定していた日米の外務・防衛閣僚会合=2+2の開催を取りやめたということです。
日本政府は防衛費を2027年度までにGDP比2%に引き上げることを目指しています。
紙面では、日本政府高官の話として、来月20日に予定される参議院選挙への影響も指摘しています。
これについてアメリカ国務省の報道官は「現時点でコメントはない」と述べました。