拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんが6月19日、支援者の会に出席。「娘は多分生きているという話しか聞いていない」と不安な思いを口にしました。

横田早紀江さんの支援者が毎月開催している集会で、早紀江さんは19日「いくら祈っても、めぐみたち被害者がどんな様子なのかさえ分からない」と訴えました。

【横田早紀江さん】
「とにかく拉致問題としては何の進展もなく『多分生きていらっしゃると思う』というような言い方でしか知らされていない。『亡くなったというのは聞いていない』というような言い方なので」

北朝鮮との交渉の状況や被害者の現在の様子について政府から情報を得られていない拉致被害者家族。

来年で90歳になる早紀江さんは、「元気でめぐみちゃんを迎えてあげることだけを思っている」と述べ、情報のない中でも再会への希望をつないでいます。

拉致問題をめぐっては、めぐみさんの父・滋さんが亡くなり6月で5年となるなど、帰国できていない被害者の親世代は、早紀江さん一人となっています。

NST新潟総合テレビ
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