新潟労働基準監督署は、協輪および代表取締役を労働安全衛生法違反の疑いで新潟地検に書類送検しました。

書類送検されたのは、新潟市江南区亀田水道町の貨物自動車運送事業を営む株式会社協輪とその代表取締役の男(83)です。

去年12月16日、新潟市江南区下早通の事業場でセメントの入ったフレキシブルコンテナバッグを積み込みするため、運転の資格を持たない自社の労働者(現在57歳)が最大荷重1.45トンのフォークリフトを運転して後進したところ、フォークリフトの後方で歩行していた自社の労働者の男性(現在67歳)の足に接触し、足首を骨折しました。

新潟労働基準監督署によりますと、この事案は定期的に行っている監督指導で2023年8月に監督した際に無資格運転を確認し、行政指導を行い、その後、去年12月に事故が発生し、労働者傷病報告が出された際に調査・監督をしたところ発覚しました。

同社は2023年にも今回の違反と同じく、フォークリフトの運転の資格を有していない労働者にフォークリフトの運転業務を行わせていたため、行政指導を受けていました。

今回再びフォークリフトの運転資格を有していない労働者にフォークリフトの運転の業務に就かせていた疑いがあり、書類送検に至ったということです。

NST新潟総合テレビ
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