東京・足立区で17日、マッチングアプリを悪用し、ぼったくりを繰り返した詐欺グループの熊谷ひより容疑者(23)らが逮捕された。被害者男性をバーに誘い込み、45万円を請求し監禁。さらに消費者金融で現金200万円や金のネックレスを購入させた疑いが持たれている。

飲食代金を不当請求…翌朝まで監禁

東京・足立区で17日、カメラに気づくと驚いたように両手で顔を隠しながら歩く女は、熊谷ひより容疑者(23)。

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マッチングアプリを悪用し、ぼったくりをくり返すグループの1人で、リーダー格の鈴木駿太容疑者(22)、葛西寛人容疑者(24)、永井麗央容疑者(21)ら5人と共に、詐欺の疑いで逮捕された。

その手口は巧妙にマニュアル化されていたという。

3月、犯行グループの女が20代の被害者男性とマッチングアプリを通じて知り合い、連絡先を交換した。

「バーに行きたい」とぼったくり店に誘い込み、他のメンバーが飲食代金として45万円を不当に請求し、22万円を支払わせた。さらに、葛西容疑者が「支払いの対応で他の客のキャンセルが出た」と因縁を付けて、サウナ店に翌朝まで監禁。

ターゲットとする男性の特徴もマニュアル化

その後、鈴木容疑者が店への損害賠償という名目で、被害者に複数の消費者金融とローン契約させ、現金200万円と金のネックレス6本を購入させるなどした疑いが持たれている。

犯行の際に、ターゲットとする男性の特徴もマニュアルに書かれていた。

「なめられない20代男性」、「都心より遠方に住んでいる人」、「やぼったくて女性経験が少なく、怒らなさそうな人」、「酒が強く、よく飲む人はNG」。

調べに対し、グループのリーダーだった鈴木容疑者は「自分たちがやったことに間違いない」と、容疑を認めているという。
(「イット!」6月19日放送より)

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