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プレスリリース配信元:ワンダーファイ

~保護者の教育観が分ける、子どもとAIとの向き合い方~

思考力が育つ知育アプリ「Think!Think!(シンクシンク)」や、遊びながら学ぶSTEAM通信教材「ワンダーボックス」を提供するワンダーファイ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:川島 慶)は、4歳から10歳のお子さまを持つ保護者を対象に、生成AI(ChatGPTなど)に関する意識調査を実施しました。

調査の結果、「生成AIは便利だが使い方には注意が必要」と考える保護者が最も多く、約3人に1人は「新しい可能性が広がると期待している」「どのように活用できるか詳しく知りたい」といった前向きな関心を示しました。一方で、「まだよくわからないので判断できない」「子どもの学びや成長にマイナスの影響を与えそうで心配している」という声も多く、保護者のあいだで生成AIとの距離感に幅がある実態が明らかになりました。

さらに、家庭でのデジタル教材の活用度や教育方針の違いによって、生成AIへの印象には傾向の差があることもわかりました。



◼︎調査結果ハイライト
- 「便利だけど注意が必要」が最多、期待と不安が入り混じる保護者の本音
- デジタル教材をよく使う家庭ほど、生成AIへの関心も前向きに
- 育てたい力によって“AIとの距離感”に差──教育観が印象を左右

◼︎生成AIに対する印象、「便利だが注意が必要」が最多(42.7%)



調査では、保護者に対し、生成AI(ChatGPTなど)に対する印象を尋ねました。
その結果、最も多かった回答は『便利なツールになると思うが、使い方には注意が必要だと感じる』で、42.7%を占めました。

また、「新しい可能性が広がると期待している」「どのように活用できるか詳しく知りたい」と回答した保護者は合わせて約35.1%にのぼり、生成AIに対して前向きな関心を示す声が一定数見られました。

一方で、「子どもの学びや成長にマイナスの影響を与えそうで心配している」「どのような影響があるか具体的にイメージできず、不安を感じる」といった消極的な意見も7.6%程度あり、保護者のあいだでも捉え方に幅があることが明らかになりました。
◼︎デジタル教材をよく使う家庭ほど、生成AIに前向きな傾向



家庭学習におけるデジタル教材の活用度と、生成AIに対する印象の関係を見たところ、デジタル教材を積極的に活用している家庭ほど、生成AIに前向きな姿勢を示す傾向があることがわかりました。
なお本リリースでは、生成AIに対する印象の回答をもとに、「積極的」「中立」「消極的」の3区分に整理して分析を行っています。

家庭学習の60%以上をデジタル教材で行っている「デジタル中心型」の家庭では、約39.0%が生成AIに「積極的」な印象を持っており、「消極的」としたのは11.7%にとどまりました。

一方、デジタル教材の活用が40%以下の「アナログ中心型」の家庭では、「積極的」も「消極的」も同じく約31.7%と拮抗しており、生成AIに対して慎重な姿勢が見られます。
そして、デジタルとアナログを半々で活用する「バランス型」の家庭では、明確な傾向が出にくく、判断が分かれている様子も見られました。

※家庭学習におけるデジタル教材の活用割合については、「家庭での学習時間のうち、どの程度をデジタル教材(タブレット、スマートフォンなど)で行っているか」を尋ねた設問に基づき、回答を「デジタル中心型(60%以上)」「バランス型(50%)」「アナログ中心型(40%以下)」の3区分に分類しています。

※生成AIに対する印象の分類は、以下の通り回答内容をもとに整理しています:
・積極的:「新しい可能性が広がると期待している」「どのように活用できるか詳しく知りたい」
・中立:「便利なツールになると思うが、使い方には注意が必要」「便利にも使えるが、未就学のうちはある程度リアルを重視したい」
・消極的:「子どもの学びや成長にマイナスの影響を与えそうで心配している」「どのような影響があるか具体的にイメージできず、不安を感じる」「まだよくわからないので判断できない」「特に気にしていない・関心がない」
◼︎保護者の教育観によって、生成AIとの距離感が分かれる



保護者が重視する教育テーマごとに、生成AIへの印象を集計したところ、教育観の違いが、生成AIとの距離感に影響を与えている傾向が見られました。

たとえば、「創造性・想像力の育成」を重視する保護者のうち、約40.4%が生成AIに前向きな関心(期待・詳しく知りたい)を示しており、「不安・判断不能」といった消極的な回答は8.8%にとどまりました。
一方で、「コミュニケーション能力」を重視する家庭では、前向きな回答と消極的な回答がそれぞれ29.5%と拮抗し、意見が分かれている様子もうかがえます。

このように、保護者が子どものどのような力を育てたいかによって、生成AIの受け止め方にも違いが見られました。
■ワンダーファイ調査チームからのコメント
生成AIをめぐっては、社会全体でも活用と規制の両方の議論が進んでおり、保護者のあいだでも「まだ使わせたくない」という不安と、「将来的には使いこなせるようになってほしい」という期待が交錯している様子がうかがえました。

今回の調査では、家庭でのデジタル教材の活用状況や保護者の教育観によって、生成AIへの印象にも違いが見られました。子どもにどんな力を育てたいかという家庭ごとの教育観が、生成AIとの向き合い方にも反映されているように感じています。

これからの時代を生きていく子どもたちにとって大切なのは、生成AIの存在を受け入れ、主体的に活用していく力です。そのためには、自分の考えを持ち、自分らしく判断していける感性や思考力が必要です。そしてそれらは、デジタルとアナログ、両方の経験を通じてこそ育まれるものだと、私たちは考えています。

ワンダーファイはこれからも、時代の変化を見据えながら、デジタルとアナログをかけあわせた“知的なわくわく”づくりに取り組んでまいります。

◼︎調査概要
- 調査対象:当社通信教材「ワンダーボックス」を利用、または資料請求した4歳~10歳の子どもがいる保護者
- 調査方法:オンラインアンケート(フォーム入力)
- 調査期間:2025年5月12日~2025年5月14日
- 回答者数:171名
- 実施主体:ワンダーファイ株式会社

※本リリースに掲載の比率は、小数第1位で四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
■遊びながら学ぶSTEAM通信教材「ワンダーボックス」について



2020年4月にスタートしたワンダーボックスは、デジタルとアナログの組合せにより、家庭で子どもの「思考力・創造力・意欲」を育てるSTEAM領域(※)の通信教育サービスです(対象年齢:4~10歳)。プログラミング、アート、ボードゲーム、パズルなどのあそび感覚の教材で、これからの時代に求められるSTEAM教育領域の基礎能力を培うことができます。キッズデザイン賞、グッドデザイン賞、ペアレンティングアワードなど、数多くのアワードを受賞。教材としてのデザインやクオリティに高い評価をいただいております。
(※)STEAM(スティーム)教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をとった言葉で、理系+アートの教育領域を指します。欧米の教育政策で提唱され、近年は日本の教育改革においても重視されている概念です。

ワンダーボックス 公式HP:
https://box.wonderlabedu.com/
■思考力が育つ知育アプリ「シンクシンク」について



「シンクシンク」は、思考力を育てる上で土台となる5分野(空間認識・平面認識・試行錯誤・論理・数的処理)を、網羅的に楽しみながら学べるアプリとして、2016年より配信をスタートしました。2024年4月には累計ユーザー数は300万人を超え、世界150ヶ国の子どもたちに利用されています。

シンクシンクは、ワンダーファイが掲げるミッション「世界中の子どもが本来持っている”知的なわくわく”を引き出す」に基づき作られた知育アプリです。特に、創造性や主体性を重視するご家庭においては、家庭の教育方針を後押しするツールとして多くの支持をいただいています。

シンクシンク 公式HP:
https://think.wonderfy.inc/
■ワンダーファイ株式会社について



ワンダーファイは、世界中の子どもから”知的なわくわく”を引き出すための教材やコンテンツを開発・運営する会社です。STEAM教育の新しい通信教材「ワンダーボックス」 や、150ヶ国300万人の子どもが楽しむ思考力が育つアプリ「シンクシンク」を運営しています。国際的な算数大会の問題などを多数制作・監修している、STEAM/STEM教材・思考力教材のパイオニアです。

2018年11月には、世界最大の教育ベンチャーのコンペ「Global EdTech Startups Awards (GESA)」の日本予選にて最優秀賞を受賞(*1)。また、SXSW EDUなど、世界的な教育フォーラムに日本代表として出展、登壇などを行なってきた実績があります。

2020年2月、STEAM教育領域の新しい通信教育「ワンダーボックス」を発表しました(*2)。
2022年12月14日に、社名をワンダーラボから「ワンダーファイ株式会社」に変更しました(*3)。

ワンダーファイ株式会社 公式HP:
https://wonderfy.inc/

(*1) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000012970.html
(*2) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000012970.html
(*3) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000012970.html
■報道関係者お問い合わせ
ワンダーファイ株式会社 広報チーム
メールアドレス: pr@wonderfy.inc

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