半導体関連の人材育成が課題となる中、熊本県立大学は新たな学部の創設を含めた
検討を行っています。16日、その時期について「2027年度のスタートを目指す」と明らかにしました。
【中原理菜リポート】
「熊本県立大学は、2年後の2027年度に半導体関連の新しい教育システムを
スタートさせたいとしました」
16日の会見には木村知事や、半導体研究の第一人者で熊本県立大学の黒田 忠広理事長などが出席。
黒田理事長は「半導体人材の教育を行うことがこの時代、この地域に住む者の責務」とし、2027年度に新しい学部を含めた教育システムのスタートを目指すとしました。
【熊本県立大学 黒田忠広 理事長】
「第3工場(が建設されるならば)2030~31年ごろだろう。そのための準備として2027年度に新しい人材教育のプログラムを発表して、(卒業の)4年後の2030年度には人材を輩出できる計画を持つことが必要」
【木村敬 知事】
「県と県立大がしっかり連携して県もしっかりコミットして検討を重ね、ことし秋までに大きな方向性を示したい」
県立大では、既に堤 裕昭学長を委員長とする検討委員会を設置。
学部とするか学科とするかや学生数などについてはことし秋までに方向性を検討し、
改めて発表する予定です。
施設については、当初は東区のキャンパスを使用し、先行して半導体関連の人材育成を行っている熊本大学とも教育設備の共有などで連携していくとしました。