「大阪・関西万博」、開幕9週目(6月8日~14日)の来場者数は98万8268人で、9週目終了時点で累計来場者数は781万8321人になったと、博覧会協会がホームページで発表しています。
※来場者数には関係者の人数も含む。
■週間来場者はやや減少 増加が止まり雨の日に減少か
開幕の4月13日に14万6426人が来場し、開幕後にいったん減少しましたが、しだいに来場者は増加していきました。
ゴールデンウイーク期間には上下がありながらも、おおむね“増加傾向”がみられ、ゴールデンウイーク最終日の5月6日に急激な減少がありました。その後回復し、再び増加傾向になりました。
毎日の来場者数をみていくと、大きく減少している日があることが分かります。
開幕直後やゴールデンウィーク終りのタイミング以外で大きく減少しているのが、6月3日や6月10日で、大阪で朝から午後まで強い雨が降った日でした。
雨の降り方が来場者数に大きく影響するとみられ、梅雨や台風シーズンの来場者数がどう変化していくのか注目です。
またこれからの季節は暑さも厳しくなりますので、万博への天候の影響が気になるところです。
週間の来場者数を整理すると、
・1週目:63万9875人(1日平均9万1411人)
・2週目:73万9780人(1日平均10万5683人)
・3週目:75万3699人(1日平均10万7671人)
・4週目:77万1530人(1日平均11万219人)
・5週目:87万8739人(1日平均12万5534人)
・6週目:95万2056人(1日平均13万6008人)
・7週目:106万7841人(1日平均15万2549人)
・8週目:102万6533人(1日平均14万6648人)
・9週目:98万8268人(1日平均14万1181人)
7週目には1週間の来場者数としてこれまでで最高となる106万7841人が来場しました。
8週目・9週目は、7週目より若干減少しましたが、週間で100万人前後が来場しています。
来場者数の増加は止まり、おおむね安定しながら、天候などの影響で減少する日がある状況だとみられます。
博覧会協会が想定する会期中の来場者「2820万人」を達成するためには、「1日平均15万人」の来場が必要な計算になりますが、1週間を通しての平均で目標達成基準15万人を上回ったのは、これまでのところ7週目だけです。
なお6月14日(土)までの累計来場者数は781万8321人になったと、博覧会協会が発表しています。
(関西テレビ 2025年6月16日)