ハンセン病への正しい理解を深めてもらおうと、宮城県庁ではパネル展示が行われています。
ハンセン病は「らい菌」によって皮膚や神経が冒される感染症で、かつては「不治の病」として恐れられ、国は患者を療養所に強制隔離するなど、長く、差別や人権侵害が行われてきました。
パネル展は、ハンセン病への正しい理解を深めてもらおうと、県が企画したもので、ハンセン病についての歴史や、患者の家族の証言などが紹介されています。それによりますと、ハンセン病に対する偏見が家族の間にも深い壁を作り、親子の大切な時間を奪っていったということです。
県保健福祉部疾病・感染症対策室 折居仁総括課長補佐
「ハンセン病は早期に発見して治療すれば、完全に治る病気なので、その辺を理解してほしい」
このパネル展は6月27日まで、県庁1階と2階で行われています。