宮城県大崎市は市内の高校と連携して、部活動の地域移行を進める覚書を締結しました。

覚書を締結したのは、大崎市教育委員会と古川工業高校です。大崎市では市内11の中学校で来年度から、休日の部活動を行わず、地域に移行する取り組みを進めています。これに関して、覚書では古川工業高校が中学生を受け入れ、高校生と同じ環境で部活動に取り組めるよう連携していくことなどが盛り込まれました。

古川工業高校 佐々木隆義校長
「中学生も大人とは違う。自分により近い高校生から教えてもらい、自分よりも技術力が高い生徒に教えてもらうことによって、心も体も成長してくれると思う」

大崎市教育委員会 熊野充利教育長
「中学生が憧れの古川工業の部活動の先輩の後ろ姿を追いながら、正しい指導をいただき、部活動をやることは、間違いなく大きな成長につながると思う」

大崎市によりますと、部活動の地域移行で県立高校と自治体が連携するのは、宮城県内で初めてだということです。

仙台放送
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