豊見城市の旧海軍司令部壕で13日、慰霊祭が執り行われ参列者が平和への誓いを新たにしました。
80年前の6月13日、海軍司令官の大田實中将は「沖縄県民かく戦えり県民に対し後世特別のご高配を」と打電し自決しました。戦後80年の節目となった慰霊祭には遺族など県の内外からおよそ130人が参列しました。
▽大田實司令官の孫・大田聡さん:
「祖父も軍官民共生共死を実行した1人。二度と沖縄をそういう場にしないんだという事も含めて受け継いでいってもらいたい」
▽大田司令官の電文を打った通信士の遺族・荒川恒光さん:
「私の父が眠る(息子にとっては)おじいちゃんが眠るそういう土地であるのと同時にこういうことを二度と起こしてはいけないと後世に伝えていってもらいたい」
参列者は二度と悲惨な歴史を繰り返さないと平和の誓いを新たにしていました。