酒を飲み、睡眠薬を服用した状態で車を運転しタクシーに追突して5人にケガをさせたとして、危険運転致傷などの罪に問われている男の初公判が長崎地裁で開かれ、検察は懲役3年を求刑しました。
危険運転致傷と道路交通法違反の罪に問われているのは、長崎市江平1丁目の塗装工・川本圭亮被告(48)です。
起訴状によりますと、川本被告は2025年4月、長崎市御船蔵町の道路で酒と睡眠薬を飲み、正常な運転ができない状態で
普通乗用車を運転。
タクシーに追突して、運転手と乗客合わせて5人にケガをさせましたが、救護や警察への通報をしなかった罪に問われています。
12日の初公判で川本被告は起訴内容を認め、「あすの仕事に備えるために 睡眠薬を飲んだ」などと述べました。
検察側は行為を正当化する必要性や緊急性は全くなく、 動機は身勝手で悪質であると指摘し、懲役3年を求刑しました。
判決は6月26日です。