仙台市内に新たな自動車専用道路が整備されます。東北地方整備局は、仙台市中心部と仙台東部道路を結ぶ「仙台東道路」の整備計画を巡り、4つのルート案を公表しました。
仙台市中心部と仙台東部道路を結ぶ自動車専用道路・仙台東道路の整備計画は、県と仙台市が東部地域の渋滞緩和や物流アクセスの向上などを目的に1994年に打ち出していた構想です。東日本大震災後には、県が広域防災拠点を宮城野区宮城野原地区に整備する方針を打ち出し、防災の基幹道路としても必要性が高まっていました。
こうした中、東北地方整備局は2018年から本格的な検討を始め、6月11日、4つのルート案を公表しました。
1つ目は定禅寺通と国道45号線を通る案。
2つ目は広瀬通と元寺小路福室線を通る案。
3つ目はそのルートに加えて原町岡田線を通る案。
4つ目は青葉通と清水小路多賀城線を通る案です。
道路の構造は、高架道路か地下トンネルの予定で仙台西道路とも接続されます。東北整備局は今後、計画地周辺の住民や事業者などにアンケートなどを行い、ルートや構造を決めていくとしています。