長崎市出身の世界的な作家カズオ・イシグロさんの功績を称え、生家近くの通りを「カズオ・イシグロ通り」としてはどうかとの提案に、長崎市が前向きな姿勢を示しました。

カズオ・イシグロさんは2017年にノーベル文学賞を受賞したイギリス在住の作家ですが、 幼少期は長崎市新中川町で暮らしていました。

12日から始まった長崎市議会の一般質問では、市民クラブの木森俊也議員が「長崎とのつながりをアピールし、地域活性化につなげようと、生家近くの通りの名称を『カズオ・イシグロ通り』にしてはどうか」と提案しました。

これに対し市側は2004年(平成16)以来、市としては通りに愛称を付けることはしていないとしながらも、地域住民や「イシグロさんの意向を尋ねたい」と前向きな考えを示しました。

土木部 川原直樹 部長
「まずは住民の意向が必要」「市としても協力していく」

また、「新しい文化施設」について鈴木市長は、民間の力を活用する運営方式を取り入れたい考えですが、そのための調査は2026年度までかかる見込みで、「一般的に考えて施設の完成まで少なくとも7年は必要」との見方を示しました。

長崎市議会の一般質問は6月17日までです。

テレビ長崎
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