アメリカの5月の消費者物価指数は、前の年の同じ月から2.4%の上昇となりました。
市場の予測を0.1ポイント下回り、4カ月ぶりに伸び率が拡大しました。
物価の変動が大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は2.8%上昇と、前の月から横ばいとなっています。
専門家からは、「トランプ大統領による関税の急激な引き上げや予測不可能な通商政策により、物価の上昇圧力は引き続き高まるだろう」との声もあがっています。
FRB(連邦準備制度理事会)は物価や雇用情勢を見極めたうえで、追加の利下げを行うかどうか判断することにしています。