自民、公明両党と日本維新の会の3党の幹事長が11日、国会内で会談し、社会保険料の国民負担軽減に向けた社会保障改革に関する合意文書に署名した。
合意では、国の医療機関で余剰となっている病床について、11万床の削減に取り組むことを申し合わせた。
さらに、風邪薬や胃腸薬など市販薬と効能の似た「OTC類似薬」の公的医療保険適用を見直すことを確認した。
「骨太の方針」に反映する。
これに先立ち、3党の実務者は、2026年度から本格実施する高校授業料無償化に向けた論点整理に正式合意した。
論点整理では、維新が求めていた学校配置のグランドデザインを定める高校改革や、施設老朽化対策などへの支援拡充が明記された。