10日の会見から一転、山尾氏の国民民主党の公認が急遽見送りに…。一体なぜ?

「疑問を払拭する会見では無かった」

国民民主党は、公認候補として10日に会見を開いたばかりだった、山尾志桜里氏の公認を、急きょ見送ることを発表した。

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国民民主党・榛葉幹事長:
山尾さんについては、法律家としてのご自身の能力を見込んでの擁立ということでしたが、全国の、国民民主党を支えている都道府県連、そして、全国の地方自治体議員から、同様に、今回の山尾さんの公認は見送って欲しいという声が、全国からありました。9日の月曜日に全国幹事長会議をやりまして、全ての都道府県から、山尾さんに関しては公認を見送って欲しいという声がありました。

国民民主党・榛葉幹事長:
一部、同様の声、ただし、山尾さんにも弁明のチャンスを与えるべきだという声もあり、昨日、山尾さんには会見を行っていただきましたが、多くの皆さんから、疑問を払拭する会見では無かったという声があり、本日の両院議員懇談会においても、党が一丸となって来たる参院選を戦う環境を整えるためには、山尾さんの公認は今回、見送って欲しい。内定を公認に切り替える作業は控えて欲しいという議員の声がありました。

国民民主党・榛葉幹事長:
先ほど、両院議員総会を開きまして、正式に、公認内定を公認に切り替える作業を、山尾さんについては取らないということが了承され、このことが決定した次第です。

議員時代に安倍総理を厳しく追及し、一躍脚光を浴びた山尾氏。

2017年には、“不倫疑惑”を一部週刊誌に報じられたが…

事実関係をあいまいにしたまま、2021年、政界を引退した。

そして10日、7月の参院選に向けて、国民民主党の公認候補として臨んだ会見では、何度も謝罪。ところが…。

山尾志桜里氏:
私がいま新たに何かお話しすれば、様々ご迷惑おかけすることもある。いま新しくその件について話すことは勘弁頂きたい。

2時間半にわたった会見で、山尾氏は最後まで、不倫疑惑に正面から答えなかった。

一転して決まった、山尾氏の公認見送り。参院選に、どう影響するのか。
(「イット!」6月11日放送より)