兵庫県の斎藤知事は自身の給与カット条例案の採決が見送られたことを受け、「最終的には議会の判断」だと話しました。
兵庫県・斎藤元彦知事:
(給与の)減額措置が私の組織の長としての身の処し方。最終的には議会側の判断。
斎藤知事をめぐる疑惑を告発した職員の私的な情報を当時の総務部長が漏えいしたことを受け、知事は自身の給与を3カ月間50%カットする条例案を議会に提出しました。
しかし県議会は、「知事の指示があったのかはっきりしない中で幕引きは許されない」などとして、採決を行わない「継続審議」を決めました。
これについて斎藤知事は11日朝、「最終的には議会の判断」とし、議会を通さずに知事の判断で条例を通す「専決処分」は否定しました。
また、大学教授から守秘義務違反の疑いで刑事告発されたことは「重く受け止める」と話したものの、漏えいの指示は改めて否定しました。