札幌市豊平区に住む50代の女性が”大阪地検の検事”を名乗る男に5500万円をだましとられる詐欺事件が発生し、警察が捜査しています。
6月1日、女性の携帯電話に”大阪地検の検事”を名乗る男から「大きな事件の犯人があなたに60万円を渡したと言っている。お金を調べるから送ってほしい」などと電話がかかってきました。
身の潔白を証明するために必要だなどと言われた女性はその後、インターネットバンキングで指定された口座に7回にわたり合計5500万円を振り込みました。
女性はその後、6月10日にテレビ放送された特殊詐欺のニュースを見て、自身も詐欺被害に遭っていることに気付き、警察に110番通報しました。
警察は事件の捜査を進めるとともに、「公的機関が身の潔白を証明するために現金を要求することはありません。詐欺を疑い、警察に相談してください」と呼びかけています。