福岡県北九州市で5月、土木建築会社役員の男性(当時87)の遺体が見つかった事件で、福岡県警の捜査本部は11日、殺人の疑いで男性の長男ら2人を再逮捕しました。

警察は11日午後0時半から記者会見を開きました。

北九州市小倉南区の資材置き場では5月、土木建築会社役員の華山龍一さんの遺体が土の中から見つかり、捜査本部は龍一さんの長男の華山龍馬容疑者(46)と知人の福田真美容疑者(42)を死体遺棄の疑いで相次いで逮捕しました。

2人はこれまでの調べに対し容疑を否認していますが、その後の捜査で、2人が共謀して龍一さんの殺害にも関与した疑いが強まったとして11日に再逮捕しました。

2人の再逮捕の容疑は今年4月17日ごろ、北九州市またはその周辺で龍一さんの首を絞めて窒息させて殺害した疑いです。

2人の認否は明らかにされていません。

会見に臨んだ福岡県警捜査一課の吉川一久課長は「龍馬容疑者が殺害の実行役とみている。福田容疑者は車の運転手として一緒にいたとみられる」と述べました。

防犯カメラ映像の捜査などから当日の午後4時ごろから4時半ごろに、2人は龍一さんの自宅かその周辺で龍一さんと接触し、車の中で殺害に及んだとみられるということです。

龍一さんの殺害後について吉川課長は「いずれかの場所に遺体はとどまっていたとみられる」と説明しました。

捜査本部は龍馬容疑者が主導して犯行に及んだとみて、今後さらに詳しく捜査することにしています。

テレビ西日本
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