福島県内の企業が開発した段ボール製の医療室が、アフリカのザンビア共和国で本格的な事業化に向けて動き出す。

福島県須賀川市に本社を置き段ボール製造事業などを展開する「神田産業」は、6月9日、駐日ザンビア大使と県庁を訪れ、段ボール製の医療室の現地での市場調査の結果を報告した。
福島県によると、この製品は新型コロナが流行したときに、隔離された診察室などとして国内で使用された実績もある。

市場調査では、簡単に短時間で組み立てられ環境にも優しい点などが評価されたということで、本格的な事業化に向けて実証事業を行い、最終的には現地での生産体制を整えることを目指す。

報告を受けた佐藤副知事は「ザンビアの医療体制の強化に貢献できればと考えている」として、福島発の技術が世界で活躍することへの期待を寄せた。

福島テレビ
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