国会では11日、党首討論が初めて午後6時から行われます。
内閣不信任案提出の是非に向けてもカギを握る11日の討論について、国会記者会館からフジテレビ政治部・安部多聞記者の中継です。
焦点の内閣不信任案の提出は見送りとの見方が強まっていて、11日の討論での立憲民主党の野田代表の姿勢に注目が集まっています。
11日の党首討論は、より多くの国民が生で見られるよう、午後3時から6時に繰り下げて行います。
野田代表は石破首相に対し、立憲が掲げる食料品の消費税ゼロや現金給付などの物価高対策について論戦を挑みます。
また11日、立憲・維新・国民民主が共同提出するガソリン税の暫定税率廃止法案について賛同を求める方針です。
一方、内閣不信任案については、ここにきて提出見送りとの見方が立憲内でも強まっています。
石破首相が解散に踏み切った場合の総選挙への備えが十分でないことや、不信任による政治空白への懸念が理由で、野田氏が11日の討論でアメリカとの関税交渉についてどう議論するかもカギを握ります。
11日午前に自民・立憲の国対委員長がひそかに会談するなど、残り10日余りの国会は緊迫した駆け引きが続きます。