人形・ギフト商品販売を手掛ける新潟県村上市の美越が営業を停止したと発表した。今後は破産により整理を進める模様だ。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチによると、1985年に設立された美越は、人形、ギフト商品などの販売業者で、ひな人形や五月人形などを主に取り扱い、地元の一般個人を主体に営業を展開。
1996年5月期には約2億7000万円の売上高を計上していたが、市況低迷や大手量販店との競合、ネット通販普及による購入形態の多様化で売上は減少傾向となり、近年は約1億円に落ち込んでいた。採算も厳しく、先行きの好転材料も乏しいことから事業継続は困難と判断した。
負債総額は現在調査中で、今後は破産による整理を進める見通しだ。