米の価格高騰が続く中、浜田市は支援策として米の購入に利用できる2000円分のクーポン券を全ての世帯に配布する方針を明らかにしました。
対象は約2万5000世帯で、今月開かれる定例議会に補正予算を提出、8月上旬の配布を目指します。
浜田市・久保田市長:
「物価高騰に対する少しでも足しにしていただければと思っている」
浜田市の久保田市長は9日、記者会見を開き、米の購入に使えるクーポン券を市内の全ての世帯に配布する方針を明らかにしました。
クーポンは1世帯に2000円分で、市内の全世帯、約2万5000世帯が対象です。利用期間は8月上旬から約2か月間、市内の約20の米の販売店で使用でき、米を購入しない世帯については日用品などのも購入できるよう柔軟な対応を検討するとしています。
市によりますと、米の価格高騰に対する家計の支援として「クーポン券」を配布するのは、中国地方の自治体では初めてだということです。
浜田市・久保田市長:
「できるだけ早く限られた財源を使って皆さんを支援したいと考えると、ある程度事務の流れも実績がある」
クーポン券発行に必要な経費約5000万円は、国の臨時交付金を活用。市は今後、経費を計上した補正予算案を、今開かれている6月定例議会に提出。
可決されれば、7月以降速やかにクーポン券の配布を始めることにしています。