大阪・関西万博に合わせて来日しているベルギー王国の王女夫妻が8日に初めて長崎を訪れ、原爆の犠牲者を追悼しました。
長崎市の平和公園を訪れたのは、ベルギー王国のアストリッド・ベルジック王女殿下と夫のローレンツ王子殿下です。
万博に合わせて来日し、被爆80年に平和への願いを伝えたいと王女の強い希望で初めて長崎を訪れました。
長崎市の鈴木市長から平和祈念像の意味などの説明を受けたあと花輪を捧げ、原爆犠牲者を追悼しました。
鈴木史朗 市長
「改めて胸を打たれたとおっしゃっていた」「被爆80周年を契機として、被爆の実相をより多くの人に知っていただく契機になるのではと期待しています」
夫妻は追悼平和祈念館も訪れ、「人的被害に深く心を揺さぶられた。彼らの犠牲が私たちの平和への決意を、より強固にしますように」などと記帳しました。