6月8日夜、北海道幌延町のJR宗谷本線で、走行中の特急列車の運転士が線路脇にクマがいるのを目撃しました。直前でクマは立ち去り、接触事故などはありませんでした。
8日午後10時34分ごろ、稚内方面に向かう特急サロベツ3号の運転士が、問寒別駅の約500メートル手前で、線路左側の法面にある草地を歩くクマを目撃しました。
クマは列車が近づくと草むらの奥に逃げ込み、列車との接触はありませんでした。
乗客にケガはなく、ダイヤへの影響もありませんでした。
運転士はJRの指令室に連絡し、通報を受けた警察がパトカーによる警戒活動を実施しましたが、現場にクマの痕跡や被害は確認されませんでした。
運転士によりますとクマの大きさなどは判別できなかったということです。
警察は周辺住民に注意するよう呼び掛けています。