名古屋市西区のコンビニで2025年6月6日、特殊詐欺被害を未然に防ぐための訓練が行われました。
客役の男性:
「パソコンがフリーズして電話したら、『電子マネーを買ってください』と言われて来た」
店員:
「みんなそう言うんだけど、詐欺にあったら大事なお金だもんね」
訓練では、5万円分の電子マネーを購入しようとする客に対し、不審に思った店員がすぐに110番する手順を確認しました。
110番通報する店員:
「お客さまが5万円の電子マネーを買おうとしています」
2025年に入り、4月までの愛知県内の特殊詐欺の被害総額は20億円あまりと、2023年の同じ時期に比べ倍以上になっています。
そんな中、愛知県内のコンビニでは4月から、一定額を超える電子マネーを購入した高齢の客がいた場合、店員が原則すべて警察へ通報する取り組みが始まっていて、これまで50件以上の通報があったといいます。
愛知県警西署生活安全課長の渡邉心警部:
「なかなか警察の力だけでは防ぎきれないところもありますので、コンビニエンスストアさんの力をお借りして、何とか被害を防ぎたいという思いで企画いたしました」