熊本市庁舎の建て替えをめぐる動きです。
本庁舎と議会棟の建設予定地となっている中央区のNTT桜町が、建物の解体工事に  入っていることが分かりました。

熊本市は、本庁舎と議会棟を同じ中央区の『NTT桜町の敷地』に、現在本庁舎内にある中央区役所を『花畑町別館跡地』にそれぞれ移転建て替えとする方針です。

【尾谷いずみアナウンサー】
「サクラマチクマモトに隣接するNTT桜町。本庁舎移転建て替えの予定地です。建物の外側は解体工事へ向けた足場が組まれています」

NTT西日本によりますと、中央区のNTT桜町は今年度と来年度末までの2年間で解体・撤去を行う予定ということです。

NTT西日本はTKUの取材に対し、NTT桜町の土地と建物について、「熊本市と協議を行っていることは事実であるが詳細は回答を控える」としています。

本庁舎の予定地とされているNTT桜町の土地取得に関し、熊本市は今年2月の議会特別委員会で2025年度中に土地の価格を示す見通しを明らかにしていて、今年度当初予算に不動産鑑定や建物調査に約3000万円を計上しています。

市はこれらの調査などを経たうえで来年度、NTT西日本と具体的な協議に入る見通しです。

また庁舎建て替えについて、熊本市はこれまでに今年度に基本計画、来年度に基本設計、2027年度に実施設計、そして2028年度に着工とする予定を示しています。

熊本市議会は今月9日に庁舎整備に関する特別委員会を開き、今年度策定予定の基本計画や現庁舎の跡地活用などについて議論される予定です。

テレビ熊本
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