6月6日は真夏日に迫る地点があるなど暑い一日となりましたが、新潟県燕市では夏の味覚“トマト”の出荷が始まっています。まもなく出荷のピークを迎えるのは、県のブランドトマト『桃太郎トマト』です。
6日、燕市東太田地区にある野菜の集荷場に運びこまれていたのは、県を代表するブランドトマト『桃太郎トマト』です。
【JAかがやき 武田和明さん】
「鮮度はもちろん、果肉のしっかりとしたトマトになっている」
ふっくらとした丸い形と鮮やかな赤が特徴的な桃太郎トマト。
燕市では30年ほど前から桃太郎トマトを栽培していて、その出荷量は県内では新潟市に次いで2番目の多さとなっています。
【トマト農家 小田嶋秀和さん】
「きょうは暑い。きょうは(ハウスの中が)40℃超えていると思う」
6日は思わずこう嘆いてしまうほど高温となった農業用ハウスで農家が汗を流しながら収穫作業にあたっていました。
【トマト農家 小田嶋秀和さん】
「4月ごろ、日照時間が足りなくて、生育自体は1週間ぐらい遅れている」
日照不足などにより今年は1週間ほど生育が遅れていますが、これから夏を迎え、高温が見込めることから出荷量に影響はないといいます。気になるその味は…
【記者リポート】
「甘みの中にほどよい酸味が感じられて、そのバランスが絶妙。さらにしっかりと果肉があるので、食べ応えもあります」
この桃太郎トマトはほとんどが午前中に収穫され、その日の午後には出荷されるため、鮮度が高いこともおいしさのポイントです。
【JAかがやき 武田和明さん】
「食べていただきたい気持ちがいっぱいな農家さんばかりなので、サラダとかにしておいしくいただいてほしい」
【トマト農家 小田嶋秀和さん】
「生でもおいしいし、加熱してもおいしいので、ぜひ多くの方に味わっていただきたい」
桃太郎トマトは来週、出荷のピークを迎える見込みです。